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一人一人は小さな存在でも互いに協力し合うことで強大な相手にも立ち向かえる、 スイミーは一般にこのように理解されています。

しかし、著者のレオ・レオニの意図はそこだけに留まりません。 仲間を失い孤独になったスイミーが出会う、自分とは違う生き物たち。 その中でスイミーは自分が出来る役割を発見し、そして集団の中で 見事に自分を活かしていきます。人にはそれぞれ個性と役割があるということ、 自己発見と自己実現の物語でもあるのです。

ところで、初音ミク発売以降実にたくさんのクリエイターがボーカロイド作品を発表していますが、 中にはいわゆる神曲と呼ばれるような作品を次々と発表する、そんな有名Pがいます。 クオリティの高いPVまで自作してくる多才な方も多く、一般ボーカロイド使い、 あるいは見習いレベルを自称する人々にとって、それはもはや別次元。
しかしそんな底辺P達も愚痴をこぼすために集えばやはり何かを創造したくなる。 そんな中からこの「スイミー」という作品が、今生まれつつあります。

底辺P達もスイミーのようにそれぞれの持ち味を発揮しあって、大きな目標を達成することが出来るのでしょうか。

「ぼくが、目に　なろう」